平成22年度 安全教育研修


東海ノア協定加盟の事業所の従業員を対象に、第1回目は原子力機構で核燃料の基礎的性質、臨界安全、放射線の性質や、人体への影響等を研修し、第2回目は日本原子力発電(株)総合研修センターで運転シミュレーターを用いた実用炉の運転体験や自然放射線の測定、保守技術の非破壊検査等を行いました。

【第1回目】
 実施日時:平成22年11月9日(火)
 実施場所:日本原子力機構 人材育成センター

研修では、放射性物質のいろいろな性質、核燃料サイクル等の講義を行い、実習については、ガンマ  ー線や中性子線等の各種放射線の測定を体験しました。
 東海ノア加盟事業所の8事業所から20名の受講者があり、「事務系だが放射線関係について多く学ぶことがあり、大変有意義な研修だった」等の感想が得られました。
 この研修カリキュラムについては、基本的な知識の習得を目的としていますので、事務系の方、特に女性の方々もご参加できるような内容です。

  

【第2回目】
 実施日時:平成23年2月18日(月)
 実施場所:日本原子力発電株式会社 総合研修センター
 
 研修では、「安全確保の仕組み」についての講義を行い、その後、運転シミュレーターによる原子力発電所の運転、そして身の回りの放射線の測定及び原子力発電所の保守技術(非破壊検査)を体験しました。
 東海ノア加盟事業所の7事業所から19名の受講者があり、「カリキュラム、講義内容、実習内容、半日コースについて95%の方々が適当」、「シミュレーションで流量の増減をさせていただき貴重な体験であった。」、「制御棒での調整より流量での調整が主となっていることが勉強になった。」、「実際に行っている非破壊検査方法を体験でき貴重であった。こんに地道な作業とは思わなかった。」等の感想が得られました。
 この研修カリキュラムについては、実用原子力発電所の安全確保についての基礎的な知識の習得を目的としていますので、技術者初級クラス及び事務系の方、特に女性の方々もご参加できるような内容です。 
 
運転シミュレーターでの訓練                 身の回りの放射線測定体験
 
非破壊検査実習(左:磁粉探傷試験、右:浸透探傷試験